2021年05月28日08:20 更新
2021年05月18日13:00 追加
(2021年05月26日13:00 移動)
スズカワエディタは下記の手順でプログラムされている。
①一つのファイルを数MBに分割する。
②分割ファイルを読み込むと同時に専用フォルダーに保存する。
③同時に分割ファイルから必要なデータを取得する。
④各分割ファイルを一つのリストとして連結する。
⑤動作を滑らかにするためにプログラムを改善する。
⑥この後必要に応じて各種機能を追加する。
スズカワエディタの作者たる私(Yoshihiko Suzuki)の場合であるが、プログラミングにかかった時間は①~④に約2週間、⑤に約6週間である。⑥については機能によって大きく異なり、短くて1週間、長いもので2年近くかかっている。プログラミング開始から21年以上経過するが未だに継続中である。
①~⑤はスズカワエディタの基本プログラムである。①~⑤を100%の能力とすると、配分は①~④は10%、⑤は90%。難易度を評価すると、最高難度を100として、①~④が5、⑤が90。これは私Suzukiの実感に基づく評価である。
ここで問題としたいのはプログラミング⑤である。
余計なことであるが以下の点を強調しておこう。プログラミング⑤は極めて困難と言わざるを得ない。どのようにすれば動作が滑らかになるのかだれも見当がつくまい。途方にくれることになる。私自身二、三日間そうだったのである。多くの、というよりすべての人間は解決策を見つけられないまま1ミリも前進することなく無為の時間を過ごすことになるだろう。そして結局なんの成果も得られずに諦めることになるのである。
こういう中で幸運というべきか奇跡というべきか、私Suzukiには「ささやき」が聞こえたのである。〇〇〇〇〇すればいいんじゃない。〇印部分は言葉であるが、ここは他人に知られたくない。ただ、テキスト処理に関する簡単な基本問題の解決方法とだけいっておこう。これをヒントにして次々と着想が沸いて出た。この後、動作改善プログラミングはなんの迷いもなく順調に進み、スズカワエディタはサクサクと動くようになったのである。
プログラミング⑤はスズカワエディタの難所である。これを越えなければスズカワエディタの本領は発揮できない。難所であると同時に、本物と偽物を区別する試金石である。本物はプログラミング⑤を真正面で受け止め乗り越えてきたものである。偽物は能力技量共に低劣故にプログラミング⑤から逃避してきたものである。
誠に残念なことであるが、今後出回るスズカワエディタの模倣品は例外なく偽物であり続けるだろう。理由は簡単明瞭である。プログラミング⑤を正当につくることができる人間が、現下の状況で世界広しといえども私Suzuki以外には存在しないからである。今のところ、そのように自負しているのである。これに不満がある人間はスズカワエディタと同等品以上のものをつくってほしい。
もしプログラミング⑤をつくることに挑戦しようとする人間がいるならば、以下をアドバイスしたい。
試行錯誤であれ、素晴らしい着想によるものであれ、こうすればできるだろうという目途をたてるのに、1か月以内であればプログラミング⑤をつくる見込みがあるかも知れない。1か月かかっても目途がたたないようならば1年かけてもプログラミング⑤はできないだろう。そのときは諦めるほうがよい。1か月以内にできるという目途がたち、実際にプログラミング⑤に取り組んで3か月以内に完了できるならばもちろんそれで問題はない。ところが、プログラミング⑤に取り組んで3か月たっても終わらない場合は恐らくプログラミング⑤は1年かかっても完了することがないだろう。そのときは諦めるのが賢明である。